海の向こうで、書く書く然然

海外から見た日本、日本から見た海外 ー 2つの視点からのつぶやき

投票所へは海パンやビキニでGo

 5月21日は、オーストラリア総選挙の投票日だった。開票の結果、アンソニー・アルバニージー党首率いる労働党が、3期連続を目指したスコット・モリソン首相率いる与党・保守連合自由党と国民党)を下して勝利した。
 選挙のキャンペーンも面白かった(↓↓)けど、さすがオーストラリアやっぱり投票日も面白ネタが出た。
 (↓↓↓↓ 5月14日付の笑える関連記事もぜひ読んで下さい! ↓↓↓↓)

monamona-aus.hatenablog.com

 

 なんと、国内の投票所に、海パンやらビキニ水着を着用して登場した人が続出したという。海パン、ビキニで投票所に行く人って?ホントの話?

 

本当でしたわ!

いましたわ・・・海パンで投票の方!(Instagram: smugglersdecide)

ここにもたくさん!(Instagram: smugglersdecide)

ビキニ女子も投票!(Instagram: smugglersdecide)

あらら…(Instagram: smugglersdecide)

 一体この現象は何、何、なに~ぃ?

 これは、オーストラリアの水着メーカーの「Budgy Smuggler」の企画だそうな。同メーカーの水着を着て投票所に行き、その写真を所定のSNSにアップすれば、65ドル(約5900円)分の同社のクレジットがもらえるというもの。5月21日は、雨が降って肌寒い地域もあったようだが、この企画で多くの人が水着で投票したようだ。やることがオーストラリアらしくて、本当にカワイイ。

 

 ちなみにオーストラリアでは、海やプールでの遊泳となると、サーフィン大国というバックグラウンドもあり、長めのサーフショーツを好む男性が多い。このブリーフタイプの海パンは通称「Budgie Smuggler」と呼ばれる。この類の海パンを履く人は最近ビーチであまり見かけない。どちらかというとフィット感を重視し、トラディショナルなタイプを好むご年配の方々に好まれているのが現状だ。

 うむ~、「Budgie Smuggler」といえば、先述の水着メーカーのブランド名とスペルは若干異なるが、発音は一緒だ。「Budgie Smuggler」は訳すと「インコ密輸業者」。かつて、オージー夫になぜこの手のブリーフタイプの海パンが「Budgie Smuggler」と呼ばれるのかを聞いたことがある。オージー夫はやや赤面し、口早に答えた。

 

 「インコの密輸業者が、違法でインコを捕まえているのが見つかりそうになって、急遽インコをパンツの中に入れて隠した――。あの海パン着ている姿が、そういったシチュエーションにいる人に見えるからだっ」。

 

 なるほど~。聞いている方も赤面してしまい、「Ha, Ha, Ha…」でお茶を濁すので精一杯でした。しかし、オージーは考えることも、とてもお茶目ね。

 

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豪州ダイソー考察、そして脱線

 本来なら、本日は私のオーストラリア生活における歴史的な日になるはずだった。その歴史をブログに残したいとも思って、頭の中で、「どう書こうかなー」とここ数日思っていた。それなのに、昨日の午後に「いや、予定変更で来週月曜日にまた来ます」という連絡で、その歴史的な日はお預けとなった。がーん。

 これについては来週つぶやくこととして(一部始終細かくツブヤキマス)、仕方ないので、本日は、ゆるく、短く、手堅くまとめるために、オーストラリアダイソーを語ることにした。

 

 日本の100均代表格の「ダイソー」はここオーストラリアでも人気です。同社ウェブサイトによりますと、2010年にオーストラリアに上陸し、昨年までに5州43店舗を構えるまでに発展したとのことです。我が家からも歩いて5分のところにあります。

 5-6年前に、テレビ番組の仕事で、オーストラリアダイソーを取材したことありますが、売れ筋上位3品に、「甘栗」「メーク落としのコットン」が入っていたのを覚えています(ごめん、あと1品が思い出せないっ)。え、オージーが「甘栗」?それから月日が経ったけど、今の売り上げランキングはどうかな?私が先日ダイソーに行ったら、オージーさん達は文房具エリアにたくさんいました。

ご近所さんのオーストラリア・ダイソー

 日本の季節が逆とあり、お店に入ったとたん冬物グッズがずらり。そうなんです、あと1週間もすればオーストラリアは冬!

 な、はずなのですが、今日も気温22度で半袖に7分丈タイツの出で立ちの私。こんなに冬物ズラリと並べて本当に売れるのかしら、という眼差しで見てしまいました。ここゴールドコースト亜熱帯気候なんだけどなー。お店のサインは「Winter Wonderland」だって。外は暑いよ~

手袋、毛糸の帽子、厚手の靴下、マフラー、スヌードがずらり。

見ているだけで、汗がだらだら~

 店内の商品の値段なのですが、たまに値引き商品もあるものの、22年5月現在は基本、以下のような感じです。

日本で100円(+消費税10円)の品=オーストラリアでは税込み3ドル10セント<約279円>

日本で200円(+消費税20円)の品=オーストラリアでは税込み4ドル20セント<約378円>

日本で300円(+消費税30円)の品=オーストラリアでは税込み6ドル50セント<約585円>

日本で500円(+消費税50円)の品=オーストラリアでは税込み10ドル<約900円>

バスケットは10ドル(約900円)

 うーん。確かに安いんですが、私は日本にちょくちょく行く人なので、緊急じゃない場合はやはり日本で買うようにするかな。「Kマート」という、ダイクマニトリを足して2で割った?ようなホームセンターが国内あちこちにありますが、かさばる物に関してはKマートの方が値段が安い商品もあるかなと思います。

 品揃えに関してはまずまずですが、私が日本で行くダイソー様は2階建てのメガ店だけに、そこと比べたらやはり見劣りしちゃうかな。

 とはいえ、オーストラリアダイソーには利点も!日本のダイソーでは見かけず(もしかしたら販売している店舗もあるのかも?)、オーストラリアダイソーだけに売られているものがあります。

誕生日、結婚など各種カードが販売されています

こちら40歳の誕生日版カード

 オーストラリアでは、誕生日や結婚、出産、ご不幸といった様々なシチュエーションでカードを送るのが習慣です。ちょっとしたお礼の場だったり、病気になっちゃった人に「早く良くなってね」といったカードを送ったりもします。ですが、最近のカードの相場はなんと6-7ドル!Hallmarkというブランドはキュートなカードをたくさん売っていますが、こちらが高い!最近オージー夫とカードを探していたら、オージー夫は「7ドル95セント」という値札の付いたHallmark社のカードに目をやり、「紙を折り曲げて、ちょっとカワイイ絵柄が入って7ドル95ドルって、どういうことよ?」とブツブツ。ブランドは違えど、そのカード各種がダイソーではなんと半額以下の2ドル80セントで販売されています。これは非常にありがたい!日本にいる時にもよくカードを求めますが、日本のダイソーに行っても豊富なカード(しかもかわいいデザイン)の品揃えに遭遇した試しがありません。これは日本でもぜひ取り入れて欲しいなぁ~。それか、どこかのダイソー店舗に置いてありますかね?

 

 ダイソーと言えば、「Made in China」の商品、多いですよね。ほとんどの商品は中国製かと。私が昨年末から2月まで中国にいた際、小物(厳密に言えば複数の鍵)を整理できる仕切り付きプラケースを探していました。ダイソーはなくてもダイソーまがいの1元ショップみたいなのはあるだろうと思いきや、ない。調べてみると、似たような感じで「無印良品」と「MINISO」とも呼ばれる「名創優品」があった。無印にいくとデザインは素敵でも(さすが日本のブランド!)、値段は張る張る。1か月足らずしか使わないのに、ケースに3000円近くも自腹で払うのはアホラシイ。では「『ダイ(大)ソー、ミニ(小)ソー』だからダイソーの小型版ということで、こちらならあるかな?」と思って、そのMinisoに足を運んだが、ダイソーのパクリなのは見え見えだけど、デザインとかはだいぶ視点がずれていて、完全に中国人目線。はっきり言うと好みじゃないものだらけ。どの商品もイマイチだし、「こんなものがこんな値段するの?」と驚くばかりだった。時期同じくして私のiPhoneのコードがお陀仏になり、Minisoに行ったら、一番安いもので59.90元(約1140円)。中国の正規アップル様で購入すれば、その3~4倍ぐらいの値段だった気がする。仕方なくMinisoで購入。ちーん。

ミニソーで仕方なく購入したUSBコード

 08年にも3カ月程中国に滞在したが、当時と比べると現在の中国の物価はうんと上がったように思う。今回も3カ月の滞在だったが、現地生活を通じて、経済力においては日本を超えてしまっているような気がした、涙。衣類も、スーパーの食材も、サービスも、結構な値がつけられていた。

 仕事先の中国人の仲間に、日本のダイソーで買ったモノを見せて、「全部中国製で、しかも100円で売っているんだょ」と話すと、「えー、日本ではそんなに安く売っているの?使い勝手もよさそうだね」と目を丸くしていた。「Made in China」なのに、どうしてこれらの商品は、全部日本やオーストラリア、その他の世界に流れて、中国は素通りなのかな?日本では中国からの輸入コストを乗せても100円なんだし、中国の人口を考えれば、それ以下で売れるはずでしょうに。きっと重宝され、喜ばれると思うのになぁ。そんな疑問を抱えつつ、全然イケていないMiniso店内に群がる現地人を眺めて、「一体なんだろうなー?」と考えてしまいました。

 

「短めに」なんて言っておいて長々となってしまいスミマセンでした!しかも話が中国に脱線してしまいました。

お読みいただきありがとうございました。

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〈続〉オーストラリアの万引き

 先日投稿した「オーストラリアの万引き」の中で出てくる、荒れ狂うオージーのおかんの万引きを止めて、一躍ヒーローとなったものの、雇用先から停職処分を受けたスタッフがめでたくライバル店に就職した。良かったね~。

 オージーのおかんが、車用品の専門店で万引きをして、商品をベビーカーに乗せて店を出たところで、当該スタッフに捕まり、押し問答が始まるのだが、その様子がめちゃめちゃ面白い。この面白ニュースを知らない方、「その様子をもう一度」という方は以下の記事からご覧ください。

monamona-aus.hatenablog.com

 

 狂気じみたオージーおかんに立ち向かった、勇敢な店員の名前はダレン・ウールフィーさん。実はこの万引き事件の舞台であるSupercheap Auto Ashmore店の店長さんだったそうな。

 このビデオは様々なSNSに拡散され、TikTokにおいては700万PVに達したそうです。ビデオはどうやら、傍観者が撮影して勝手にSNS上で拡散したようで、最近地元メディアの取材に応じたウールフィーさんは「職場でそんなことが起きると思いもしないし、誰かが撮影しているとも想像しないだろう。職場に行って、自分の仕事をして帰宅する(だけなはずだ)」と語り、店長として行動したにもかかわらず、ビデオが流れて一躍有名人になってしまったことにも非常に困惑していたようだ。

 ウールフィーさんに新たな働き口をオファーしたのは、近郊地区にあるライバルチェーンの「Autoburn」バーリーヘッズ店。同店の店長マイケル・ファラーさんによると、万引きによる昨年の損失額は計1万5000ドル(約140万円)に及んだという。「ビジネスシーンでのパフォーマンスは、KPIなどいろいろな評価基準があるけど、誠実さは図ることができないもの。私はこの男性は非常に誠実だと思ったし、自分のビジネスの仲間にしたいタイプと思った」と語り、事件がニュース沙汰になった直後にウールフィーさんにアプローチし、理想のタイプのスタッフを配下に迎えた。ウールフィーさんはこのオファーを受けて、5月17日からめでたく「Autoburn」の社員となった。

「新たなスタートを切ることになった。これでお仕舞にしたい」と、ウールフィーさん。メディアや一般市民からの関心や、良かれと思って取った行動の末に置かれた自分の境遇がよっぽどしんどかったのだろう。

 一方、模範的な行動をしたはずのウールフィーさんに「停職処分」を課して非難受けまくりのSupercheap Auto側は、処分に至った理由を「会社の指針に反したからだ」と説明。同社のスポークスマンによると、「我が社の指針や規範は、万引き者と思しき人に立ち向かったり、顧客と接触することを禁止している。これは従業員と顧客を守るためのもの。監視ビデオが店内に多く設置され、万引き者と思われる者については、録画ビデオとともに警察に通報することになっている」とのこと。

 つまり店長たる責任者が指針や規範以上の行動をしたために、本人はもとより、顧客や他の従業員の安全を危機にさらした可能性がある、ということによる停職処分だったようだ。うーん、なんだかな~。分からなくもないけど、警察に録画ビデオを回しても、よっぽどの常習犯じゃない限り、即座に万引き犯を捕まえて解決へ、とはいかないような気もする…。

 それよりこの万引きおかんの正体や、おかんのその後のレポートが全く出ていない。おかんは、ウールフィーさんにベビーカーの中身を見られた後、自ら商品を通路に捨てて、姿を消してしまった。この万引きおかんこそ、メディアや一般市民から「焙りの刑」を受けるべきじゃないのかな~。

 

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救世主たる超美味な合わせ調味料

 万引きとか、選挙やら、少し固めのネタが続きましたので、今晩は弛めて書いてみようかと。

 我が家の習慣で、週に一度父(私からすると義理父)を呼んで3人で夕飯を囲みます。今晩はその日。

 義理父はアジア料理が大好きで(とはいえ、寿司・刺身はNG)、毎回楽しみにしてくださり、ワインボトルを片手にいらっしゃります。なので、嫁としては絶対にしくじりたくないという境遇もあり、数回に一度は、オーストラリアで人気の、ある「合わせ調味料」の力を借りています。この合わせ調味料がめちゃくちゃ美味しいので、今夜のディッシュはこれを使い、料理しながらこちらも書いてと「皿回し」をやってみようと思います。

 

 オーストラリアのスーパーマーケットに行くと、その品揃えに驚く人も多いかと思います。移民の国とあり、そんな背景を反映してか、さまざまな国から輸入された食材が陳列棚に並んでます。大手スーパーマーケットの「Coles」や「Woolworths」にはアジア食材のコーナーがあり(以下、写真参照)、そこには、日本のキューピーマヨネーズやS&Bのワサビ、グリコのポッキーなども売っています。他の国で言えば、ベトナムのサラダドレッシング、タイのトムヤムクンスープの素やパッタイキット、韓国プルコギソースなどいろんな食材が所狭しと並んでいます。イタリア移民も多いからか、パスタやパスタソースの種類もとても多いです。日本では、カルディーなどに行って海外食材を求めているようですが、こちらは大抵のスーパーで買えるので、家庭でも手軽に多国籍料理を作って楽しめます。

Colesスーパーのアジア・インドセクション。赤ちょうちんなど飾ってあったりする。

 日本にも「クックドゥ」や「きょうの大皿」といった合わせ調味料ありますよね。これらでささーっ夕飯作りという方も多いのでは?こちらオーストラリアでの私の一押しは、カレーをメインとした合わせ調味料シリーズ「The Spice Tailor」です。

「The Spice Tailor」のシリーズ。殆どのパッケージにはAnjumさんのお顔が。

 「The Spice Tailor」はインドカレーをメインに、タイやインドネシアのカレーに加え、インドのビリヤニ(ピラフのようなもの)やタンドリーチキンのマリネなど多種多様な合わせ調味料を展開。レストランレベルというと言い過ぎかもしれないですが、味がかなり本格的で、しかも下ごしらえも含めて30分以下で調理が終わってしまうという主婦の優しい味方です。

www.thespicetailor.com.au

 このパッケージについたにっこり笑う女性「Anjum Anand」さんは誰かしら?調べたところ、イギリスをメインに活動する料理ライター、TVプレゼンター、マムプレナー(母でありながら会社経営する実業家)だそうです。彼女の監修によるキットということでしょうかね。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/33/British_Chef_Anjum_Anand_in_Amrithsar%2C_Punjab_India%2C_November_2013.jpg/319px-British_Chef_Anjum_Anand_in_Amrithsar%2C_Punjab_India%2C_November_2013.jpg

(Anjum Anandさん、Wikipediaより)

 通常小売価格が5ドル80セント(約520円)ですが、私は先述の2つのスーパーマーケットが「The Spice Tailor」シリーズを半額で売る週に、違う種類を選んで5-6パックまとめ買いしてストックします。なので、いつも2ドル90ドルでゲット。とても人気なのでセール中に行っても売り切れのことが多くて困った困った。故に、最近の戦術は、「セール初日の朝に行って買い込む」です。我が家のオージー勢は辛過ぎるのがダメなので、いつもマイルドなカレーを選んでいます。ということで今日は唐辛子マーク1つ(マイルド)の「Rustic Rogan Josh」を選択。

Rustic Rogan Josh

 このシリーズのインドカレーキットの殆どにはスパイス、ソースが1-2種が付き、パッケージには詳しい調理法も記載されています。通常はスパイスを油で炒めて香りを出し、そこに野菜や肉・魚を入れて、最後ソースを絡めます(今夜のRustic Rogan Josh以外も大抵そう)。

キットの中身(説明書、メインソース、ベースソース、スパイス)

 キット以外に買うものはラムか牛肉275gしか書いていないですが、野菜好きの私は、レシピから脱線し、野菜も入れちゃいます。ラムの匂いがNGなので牛肉をチョイス。まずは食材カット。

レシピにない野菜もいれてしまえっ

 まずはスパイスをオイルで熱します。いい匂いがして、本格的~。スパイスはベイリーフ、ブラック・カーダモン、クローブ、桂皮、ブラックペッパーコーン、グリーンカーダモン、レッドチリの構成。結構、バラエティー

様々なスパイスをオイルで熱すると、とても良い香り~。本格的~。

 このスパイスのオイルで、肉と(独断で入れる)野菜を3分ほど炒めた後、ベースソースを混ぜて2分調理。その後、メインソースを入れて3分煮込んで出来上がりです。できればバスマティライスがベターですが、日本人のいる家とあり、普通の米が大量にあるから、ここは目をつぶっていただきましょう(というか、米は米でオージーはあまり気づかんか⁉)。

できあがり~

 こちらのディッシュと、義理父の好むニューヨークチーズケーキとアイスクリームのデザートの2コースによる今週の夕食会でした。義理父、喜んで帰宅しました(ほっ~)。

 先週は「The Spice Tailor」シリーズのココナッツカレーも料理しました。マイルドな味で、辛いの苦手な主人は満足。

Keralan Coconut Curry

マイルドで、こちらも美味でした

 インドカレーを食べた日の翌日・翌々日はカレーの匂いが部屋にこもります。1週間も続いたら困っちゃうけど、1-2日なら余韻として楽しむのもありかな。

 日本のカレーも美味しいですが、たまにはインドカレーもいかがでしょうか?

 

 そういえば、先日のわらってまう万引き事件の話(↓↓)ですが、万引き犯のおかんに立ち向かった末にクビになったという店員は、晴れてライバル会社に転職したというニュースが流れました。よかよか。

monamona-aus.hatenablog.com

 

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オージー流選挙キャンペーン

 オーストラリアで3年ぶりに総選挙が行われ、5月21日の投票日に向けて各政党による舌戦や足の引っ張り合いが過熱している。

 オーストラリア市民ではなく、永住者である私は、市民と同等の権利を持てないものがいくつかあるが、その一つが選挙投票だ。かれこれ20年以上も住んで住ませていただいているし、国内外の政治に常に大きな関心を寄せるオージー夫を伴侶にするだけに、今回の選挙も100%他人事とはとらえていないが、どちらかというとやはり傍観者の立場にある。ソロモン諸島の問題はかなり関心あるけれど。

 私は学生生活を終えてすぐにオーストラリアに渡ったため、日本で投票したのは数えるほど。日本では投票は「任意」だが、オーストラリアでは「法律上の義務」とされる。つまりオージーたちは投票しないと罰金が科されるが、ことしの総選挙においては20豪ドル(約1800円)だそうだ(参照:オーストラリア選挙委員会 Non-voters - Australian Electoral Commission。なんだ結構少ないじゃん。

 夫婦で日本に住んでいた3年半の間にも地方選挙などあったが、オージー夫は在日本オーストラリア大使館に出向いたりして必ず票を投じていた。もちろん罰金が嫌なのでなく、選挙そのものに強い関心があるからだったけどね。

 余談はさておき…。今回の総選挙もこれまで同様、スコット・モリソン首相率いる与党・保守連合自由党<Liberal>と国民党<National>)と最大野党の労働党(Labor)が火花を散らして政権争いを繰り広げている。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/0a/Scott_Morrison_2014.jpg/393px-Scott_Morrison_2014.jpg

(スコット・モリソン首相: Wikipediaより)

 

 労働党のアンソニー・アルバニージー党首は、選挙キャンペーンの初日にタスマニア州で演説し、失業者のために闘う!と豪語するも、直後の囲み取材では国内の失業率を問われて、「5.4%だったかなぁ~?(正解は4%)」とトンチンカンに答えてずっこけスタートを切ってしまった。以後、自身がコロナに感染してしまう不運に見舞われるも、最近の世論調査によると、労働党保守連合の2党間支持率において、労働党54.5%、保守連合が45.5%とリードしている状態だ(参照:Roy Morgan Morgan Poll - Latest Morgan Poll political polling and surveys. - Roy Morgan Research)。キャンペーン期間は残り1週間となったが、労働党が9年ぶりに政権を奪取できるかが焦点となっている。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/7/75/Australian_Labor_Party_Leader_Anthony_Albanese_MP_%28cropped_-_tight%29.jpg

(アンソニー・アルバニージー労働党党首:Wikipediaより)

 

 傍観者の私が驚く、というか、楽しんでいるのは、各党によるテレビ上のキャンペーンだ。ライバルのこき下ろし方がえげつなかったり、真面目な選挙をパロディー化しているのに、ホント笑ってしまう。「公共の放送の場でここまでしてひどくない?度が行き過ぎじゃなぃ?」とオージー夫に問うと、「選挙カーの演説よりマシじゃないか?」というちょっと視点のずれたお返事が。日本で生活していた頃、「騒音に近い。走っている車から聞こえる演説を聞いている有権者ってホントいるのか?」と聞かれたこともあるほど、オージー夫には日本の選挙カーによるキャンペーンが異様に映っていたようだ。

 ここ最近のテレビは、こんなアドばっかりで飽きちゃうけど、せっかくなので、その一部をご紹介したい。

  1.  自由党のアド
  2.  労働党のアド
  3. (番外編で)オーストラリア統一党(United)のアド

 

 1.自由党のアド

自民党は、「労働党さん、あなたの予算は穴ありありです。税金もうんと増えるでしょう」と軽快な語りで労働党をこき下ろしています。「It won't be easy under Albanese(アルバニージーの下じゃ、イージーにはいかん)」と韻を踏んだ批判で締めくくります。

www.youtube.com

 

 2.労働党のアド

 労働党は、宿敵モリソン首相が、一般国民から握手を拒否されたり、一般国民の手を自ら取って握手するシーンの後に、ロボットと固い握手をする姿を紹介、「スコット・モリソンはついに握手を求める人に出会えた」という字幕を付けてディスります。同党は、俳優ラッセル・クロウを広告塔に使うなど、宣伝の手口も大胆。

www.youtube.com

 

 3.(番外編で)オーストラリア統一(United)党のアド

 オーストラリア統一(United)党は、同党の創始者で実業家・政治家のクライブ・パルマ―氏を前面に出したテーマソング「Thats My Kinda Party(訳:それがおいらの好みの党)」で応戦中。

 このパルマ―氏は、2022年のオージー長者番付で7位にランクインする資産家(推定資産183億5000万豪ドル<約1兆6447億円>)として知られますが(参照:9news.com.au<Australia's top 10 richest people revealed>)、裁判沙汰も多くて国民の印象は今一つ。でも、このテーマソングが人気を博して、今注目を集めているのです。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/dc/Clive_Palmer_Aug15_crop.jpg/256px-Clive_Palmer_Aug15_crop.jpg

(クライブ・パルマ―・オーストラリア統一党創設者:Wikipediaより)

 

 早速、「それがおいらの好みの党」を聞いてみましょう!

www.youtube.com

 歌詞がすごいのなんのって。

 2党(保守連合労働党)しかいないと皆は言う。両者ともチンプンカンプンにやってきた。クライブが登場して違うことをしたら、おいらにも、お前さんにとっても良かった。恐れることはもう何もない。道は開けて、空は晴れて素晴らしい

 ♪おいらはこの先どうするか分かってらぁ。この党を強く信頼する。党のメンバーは毎日、おいらのために闘ってくれる

 ♪それがおいらの好みの党だ

 だと~(一部意訳お許し下さい)。このビデオを見ていると、オージーのかをりもぷんぷん匂ったりして、結構ニタついちゃう自分がいます。

 でも私だけじゃないんです、この曲を評価しているのは。「この党は嫌いだけど、歌は最高だ」とか絶賛コメントがたくさん寄せられています(↓↓)。

 さぁ、パルマ―氏ご一行、この名曲でどこまで票を伸ばせるのかな。

Youtube上のコメント。非常に評価高いっ!

 

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オーストラリアの万引き

 世界のどこの国でも起きる軽犯罪のひとつ、万引き。

 お店に陳列された商品をこそっとポケットや鞄に忍ばせてお店を立ち去る。日本では「万引き家族(英題:Shoplifters)」という映画もありましたが、ここオーストラリアでもよくある話です。

 ちなみに万引きの話をしていますが、決して万引きを薦めているワケじゃないですよ

 

gaga.ne.jp

 

 昔の昔、スポーツ用品店でアルバイトしていたことがあったのですが、16~18歳ぐらいのオージーボーイが6-7人の集団で店にやってきて、お目当てのナイキのキャップなどを盗もうとするシーンに数度出くわしました。キャップについたセキュリティータグを外そうと必死に引っ張るんですけど取れない。焦り始めたところを後ろから「何やっているのよ!」って声かけました。ちっさいアジア系の女だからって侮んなよ、って思いながら堂々と向かっていっていましたが、今から思えば、それも若気のいたりか。学校サボっていかにも悪いことしてそうな小チンピラ6人相手によく立ち向かえたなぁ、と。

 お母さんと10代後半と思われる女の子が協力してウォーターボトル1本を盗もうとしたシーンもすごかった。お母さん、娘の体を盾にして、私に見えないようにしながら(お母さん、見えてるって!)、Tシャツの裾からボトルを入れ、胸元まで押し込んじゃうんだから。Ooh-la-laですわ。こっちだって「返してください」って言いづらいですよ、そんな所に隠したら…。

 目にしたものはほとんど御用としたけど、おそらくそれは氷山の一角だったと思う。残念ながら、たぶんオーストラリアは万引きが日本より横行しているようだ。そんな話をオージー夫にすると、「この国には十分な教育が与えられなかったり、家庭環境が劣悪な人達がとても多くいる。そういう行為に及ぶのも、きっとそんな環境が背景にあるからだよ」との返事でした。なるほど。

 

 今週オーストラリアで話題になったニュースネタは、万引きだった。しかも現場は我が家から自転車で20分のところにある自動車部品屋さんの「Supercheap Auto」。日本でいう「オートバックス」のようなチェーン店でしょうかね。そこで起きた万引き事件の一部が録画されたビデオが出回り、賛辞や非難ゴーゴーで非常に盛り上がったのです。

 犯人はビデオの声や写真から察して40代後半~50代前半のオージー女。オージーおかん、という感じ。このおかん、タオルを上から被せたいかにも怪しい乳母車を押して、Supercheap Autoから出てきたところを男性店員に捕まります。おかんが万引きしたことを確信する店員は、タオルの中を見ようと乳母車を奪おうとしますが、おかんが必死に抵抗します。↓↓これがその現場を捕らえたビデオ~必見~↓↓

www.youtube.com

 

店員:万引きしただろう。警察に電話して欲しいかっ?

おかん:すりゃーいいじゃないのよーっ!F***!

おかん:(乳母車をつかもうとした店員に)私の赤んぼを行かせろー!通せー!

店員:赤んぼなんて乗っていないじゃないか!

 

 この会話の後、店員とおかんの間で乳母車のつかみ組み合いになった末に、乳母車から商品がポロポロと落ちてきたという結末です。逆上したおかん、Fワードも連呼。

 このビデオはFacebookTikTokなどのSNSで拡散し、ビデオは58万3000回視聴され、6300コメントが集まったとのこと。この男性店員には多くの賛辞が送られたものの、なぜかこの事件の後に解雇されたという報道が流れました。表彰すべき模範店員をクビにするなんてまったく筋の通っていない話だけど、それを受けて複数の企業が同店員を雇いたいと申し出ているというから、まぁいいのかな。

 このおかんもなんで車のグッズなんて狙ったのかな、女なんだからもっと女性っぽいものをねらえばいいのに。連れに頼まれたのかと思ったり。でも乳母車を必死につかんで、「私の赤んぼを行かせろー!」と叫びまくるこのおかんの姿に、オーストラリアでありありなシーンかなと、クスっとさせられました(何気に笑っちゃうシーン多いのよ、この国)。

 

 いろんな背景があって犯行に及んでしまうんでしょうが、やはりお店の物を買わずに持ち出すのはいけませんよね。日本の場合、逮捕・起訴され実刑判決が下れば窃盗罪に該当し、10年以下の懲役、または50万円以下の罰金処分に(参照:刑事事件弁護士ナビ)、オーストラリアクイーンズランド州の場合は150豪ドル(約1万3000円)が境目で、同額以下の万引きは約800豪ドルの罰金、それ以上になると最長5年の懲役に。それに加えて他人を負傷させるような暴力をふるったり、武器を持っていた場合は最長14年の懲役となるようです(参照:Guest Lawyers)。おかん、相当激高していたけど、大丈夫か?

万引きで逮捕されたらどうなる?その後の流れや過去の裁判例を紹介|刑事事件弁護士ナビ

How Long After Shoplifting Can You be Caught in QLD? - Guest Lawyers

 

#オーストラリア#海外生活#万引き#万引き家族#懲役#おかん

 

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オーストラリアランキング

依然に高い日本の敷居

 ここ2年程、コロナの水際対策で世界の国々が躍起になっていましたが、ようやくその重い扉が開き始めました。Yes!

 我らの国、オーストラリアも当初は世界一ぐらい厳しい姿勢を取っていました。日本に住んでいた我々は、21年9月末に夫婦共々仕事の契約が満了し、即行でのオーストラリア帰国を望んでいました。ですが当時は、オーストラリア政府が「3000ドルの自己負担で、政府指定のホテルで14日間の隔離をしないと入国させない」という強硬路線を貫き、かつ日豪を結ぶ便もかなりの頻度で間引いていたため、帰国はそう簡単なことではありませんでした。

 3000豪ドルは=約27万円ですよ💲💲💲。政府に空港で捕まえられて、ホテルに監禁されるのに、27万円って。高い金額設定して、帰国を渋らせて人々の動きを止めるのが目的だったのでしょう。外国人だけでなく、自国民に対しても鉄格子を下していたようなものでした。

 

 コロナにより契約が1年延長され、当初2年半の日本生活のはずだったのが3年半に延長されてしまった夫は、オーストラリアへの望郷の念が強く、とてもでないですが「もう少し様子見しましょう」と言える雰囲気ではありませんでした。逆に「なんとかして早く帰さないと」と思わせるぐらいで、3000ドルの支払いにツベコベ言っているどころでなくなってきました。

 結局、21年10月中旬に夫は日本を発ちましたが、ジャンボ機か747かわからないけど、一般的な国際線サイズの機内にはわずか5人の搭乗者だったとか。当時(このブログを書いている今も)日本とオーストラリアを結ぶ路線はサービス停止が相次ぎ、ニューサウスウェールズ州シドニービクトリア州メルボルンの2都市のみ、しかも数日に一度で、乗れなかったら次まで数週間待ちとなかなか綱渡りな展開に。提示された航空券が、希望のシドニーではなくメルボルン経由でも文句なしで、ありがたく頂きました。メルボルン国際空港横の4つ星ホテルで14日間の隔離を行いましたが、部屋は広くめちゃめちゃキレイながらも窓も開けられない密閉状態が2週間続いたのにかなり堪えていたようで、日本からも毎日励ましの連絡を入れたものです。

 私は21年12月に中国でもっと厳しい21日間の隔離生活を強いられました(別の機会に書きますね)。中国も含めいろいろな国が「隔離期間中の検査の結果に影響を及ぼす」として差し入れを禁止していますが、オーストラリアは「アルコールやたばこ以外はOK」とされ、夫の好きなナッツやチョコレート、クッキーなど食べ物が詰まったパッケージ(オーストラリアでは”Hamper”とかいいます)を日本からネットで現地のお菓子屋さん経由で手配して、ホテルの隔離部屋に送ってもらったりもしました。お菓子屋さん、気を利かせて「メッセージも無料で添えられますよ」って申し出てくれたり、コロナ禍で薄れがちな「人とのつながり」を大切にしてくれている感じでした。あれから半年以上経ち、夫は家でぴんぴんしていますが、隔離前や隔離中の夫は相当意気消沈していました。

 

 オーストラリアは22年2月からじょじょに政策を変更し、「With Corna」を意識した水際対策に変更。今は外国の地を出発する際のPCR検査も求めず、ワクチンを2度打っている人にはかつてのように門徒を開いています。日本で主流のアストラゼネカファイザー製のワクチンはもちろんOKです。私が日本からオーストラリアに向かった22年3月中旬の段階では、まだPCR検査による陰性証明書を求めていましたが、これも22年4月になって停止となりました。万歳!

 

 ちなみに私が22年3月に海外渡航PCR検査を受けたクリニックは、横浜駅から歩いて10分ぐらいの西区南幸2丁目にある「オーマイクリニック」というところでした。追加料金を払っての即日発行ではなく、翌日発行で1万5000円だったか。他よりは安かったと思います。ネットでの口コミ評判はあまりよろしくなく、評判通りに美容クリニックとワクチン接種+海外渡航PCR検査も兼ねて営業しているからか待合室は人でごった返して、それこそコロナに感染しそうな雰囲気でしたし、受付スタッフ等の対応も正直「うーん」。でも、英文での陰性証明書は翌日ではなく、検査終了から5時間ぐらいでメールにて送られてきたので、その点では高評価です✨横浜駅近辺で今も海外渡航PCR検査が必要な方はご検討下さい。

 

 22年6月頭にまた日本に行きますが、日本政府がまだ水際対策として「日本に向かう72時間前のPCR検査」を義務付けており、オーストラリアを出る際にまたPCR検査を求められます。がーん😨。日本政府は「鼻咽頭ぬぐい液」という採取検体にこだわっていますが、これを採取するには鼻の穴に綿棒を刺さないといけなく、痛さが半端ない。拷問に近い。中国・北京の空港で入国時に受けた検査が一番痛かった。脳みそに突き刺さったかと思う痛さで、それから辞書ひいて、間違っているだろう文法を用いた中国語で「とても痛いので優しく刺してください」と書いたメモを検査官に毎回見せたほど。メモの効果はかなりあり、見せ始めてからは丁寧にやってくれる検査官が多かったような。でも綿棒が視界に近づいてくると頭部が自然と後ろに引いていく現象が常にあり、いちど全身真っ白の防御服を着た検査官のおっちゃんから中国語でめちゃくちゃ怒られました。たぶん「じっとしてろ。刺せないじゃねえかぁ」とか言っていたんだろうなぁ。ひえ~ぇ。

 

 海外との行き来がある生活をしているため、コロナが始まってからこの「鼻咽頭ぬぐい液」を採るのPCR検査を20回ぐらい受けました。これ以外に喉ぬぐいは50回以上、唾液も50回以上かな。医療従事者を除いたコロナ検査回数番付があったら、世界の上位に入るのでは😢。

 おまけに日本政府は自前のフォーマットでの提出を要求しているので、これで証明書を発行してくれるクリニックを探さないといけない。どこのクリニックもこれを嫌がる始末だ。結局、近所で120ドル(約11000円)でやってくれそうなところが見つかりました。日本人医師がいたり、日本人スタッフのいる医療機関はその2倍以上の250ドルをチャージしてきます。医療現場の最前線で頑張って下さる医療従事者の方には頭の下がる思いですが、でも必要以上のチャージは「う~ん」ですね。予約時に前金で全額払って、キャンセルしても料金は戻ってこないというんで、予約入れるのはギリギリまで粘っていますが、日本政府がここ1-2週間で「PCR検査をしなくても帰国の便に乗れまーす」なーんて発表するワケないよなーと思い、そろそろ予約しないとな、という感じです😞。

 

日本政府指定の陰性証明書のひな形(なんだかな~)

 

 最近また都内の感染者が増えているようですが、日本人のコロナの捉え方と欧米人の捉え方は大きく異なるようです。オーストラリアでも外出時はマスクを着用する私ですが、先日外出先でオーストラリア人の友人に「なんでマスクつけているの?」と言われてしまいました。彼らにとっては、「マスク着用=防御」ではなく、「マスク着用=コロナ菌を拡散させない配慮」なもようです(コロナ感染したら普通隔離されているだろうにね…)。日本ではマスクをしていない人が白目で見られますが、こちらはほとんどの人が着用していないので、どちらかというと着用していると白目で見られているような。たしかに着用しているのは、アジア人系がほとんど。こんなところでも考え方の違いがよく分かります。

 

 「With Corona(コロナと共存)」っていう響きもどうだかなとは思いますが、いつまでも扉を固く閉じたままだと経済も回らない。そこでオーストラリアは方向を一気に変えました。今日は全国で5万7000人が感染と、今現在も感染者数は多いまま。それなのにどこの国内空港も連日観光客でわんさかわんさかで、観光地はコロナ前の賑わいを取り戻しています。同じような欧米諸国が多いと思われ、日本もそろそろ無意味な水際対策は停止した方がいいんじゃないかなーと思います。中国にいた時は、日本に帰るまでの1カ月間、「毎日」PCR検査を受けさせられていました。帰国時に、成田空港で自前で4万円払ってハイヤーを雇い、家まで帰らないと入国させないという仕打ちを受けたんですが、これって私を擬陽性者と扱っているのとほぼ一緒かと。中国で1カ月間、同政府主導の厳格なバブルの中で生活し、毎日PCR検査受けて陰性の人の方が、PCR検査を受けたこともなく京成線に乗っている方々よりクリーンであることは間違いないと思うのですが、そういう視点もないんですよね・・・。その後も1週間は無理やり携帯に搭載させられたアプリから居場所確認やらで、ウーウーとしょっちゅう連絡来るし。こういうのは今日現在はなくなったようですが、感染者数がまた上がっているから、再開しかねないなぁと警戒している次第です。

 

「今年は海外に行きたいな」と思っている方々。PCR検査を求める国は減ってきていますが、ワクチン証明書(2回接種以上ね、1回じゃダメよ)を求めてくる国は以前多いです。在住地の市区町村の役所が、ワクチン証明書(ワクチンパスポートなどともいわれています)を発行してくれます。私の日本の本拠地であるY浜市は無料で出してくれましたし(切手張った返信用封筒の提出は要)、どこもそうだと思いますから、早めに入手してくださいね。

 

 早くこういった面倒なことのない世の中になって欲しいと切に願っている毎日です。

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