海の向こうで、書く書く然然

海外から見た日本、日本から見た海外 ー 2つの視点からのつぶやき

救世主たる超美味な合わせ調味料

 万引きとか、選挙やら、少し固めのネタが続きましたので、今晩は弛めて書いてみようかと。

 我が家の習慣で、週に一度父(私からすると義理父)を呼んで3人で夕飯を囲みます。今晩はその日。

 義理父はアジア料理が大好きで(とはいえ、寿司・刺身はNG)、毎回楽しみにしてくださり、ワインボトルを片手にいらっしゃります。なので、嫁としては絶対にしくじりたくないという境遇もあり、数回に一度は、オーストラリアで人気の、ある「合わせ調味料」の力を借りています。この合わせ調味料がめちゃくちゃ美味しいので、今夜のディッシュはこれを使い、料理しながらこちらも書いてと「皿回し」をやってみようと思います。

 

 オーストラリアのスーパーマーケットに行くと、その品揃えに驚く人も多いかと思います。移民の国とあり、そんな背景を反映してか、さまざまな国から輸入された食材が陳列棚に並んでます。大手スーパーマーケットの「Coles」や「Woolworths」にはアジア食材のコーナーがあり(以下、写真参照)、そこには、日本のキューピーマヨネーズやS&Bのワサビ、グリコのポッキーなども売っています。他の国で言えば、ベトナムのサラダドレッシング、タイのトムヤムクンスープの素やパッタイキット、韓国プルコギソースなどいろんな食材が所狭しと並んでいます。イタリア移民も多いからか、パスタやパスタソースの種類もとても多いです。日本では、カルディーなどに行って海外食材を求めているようですが、こちらは大抵のスーパーで買えるので、家庭でも手軽に多国籍料理を作って楽しめます。

Colesスーパーのアジア・インドセクション。赤ちょうちんなど飾ってあったりする。

 日本にも「クックドゥ」や「きょうの大皿」といった合わせ調味料ありますよね。これらでささーっ夕飯作りという方も多いのでは?こちらオーストラリアでの私の一押しは、カレーをメインとした合わせ調味料シリーズ「The Spice Tailor」です。

「The Spice Tailor」のシリーズ。殆どのパッケージにはAnjumさんのお顔が。

 「The Spice Tailor」はインドカレーをメインに、タイやインドネシアのカレーに加え、インドのビリヤニ(ピラフのようなもの)やタンドリーチキンのマリネなど多種多様な合わせ調味料を展開。レストランレベルというと言い過ぎかもしれないですが、味がかなり本格的で、しかも下ごしらえも含めて30分以下で調理が終わってしまうという主婦の優しい味方です。

www.thespicetailor.com.au

 このパッケージについたにっこり笑う女性「Anjum Anand」さんは誰かしら?調べたところ、イギリスをメインに活動する料理ライター、TVプレゼンター、マムプレナー(母でありながら会社経営する実業家)だそうです。彼女の監修によるキットということでしょうかね。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/33/British_Chef_Anjum_Anand_in_Amrithsar%2C_Punjab_India%2C_November_2013.jpg/319px-British_Chef_Anjum_Anand_in_Amrithsar%2C_Punjab_India%2C_November_2013.jpg

(Anjum Anandさん、Wikipediaより)

 通常小売価格が5ドル80セント(約520円)ですが、私は先述の2つのスーパーマーケットが「The Spice Tailor」シリーズを半額で売る週に、違う種類を選んで5-6パックまとめ買いしてストックします。なので、いつも2ドル90ドルでゲット。とても人気なのでセール中に行っても売り切れのことが多くて困った困った。故に、最近の戦術は、「セール初日の朝に行って買い込む」です。我が家のオージー勢は辛過ぎるのがダメなので、いつもマイルドなカレーを選んでいます。ということで今日は唐辛子マーク1つ(マイルド)の「Rustic Rogan Josh」を選択。

Rustic Rogan Josh

 このシリーズのインドカレーキットの殆どにはスパイス、ソースが1-2種が付き、パッケージには詳しい調理法も記載されています。通常はスパイスを油で炒めて香りを出し、そこに野菜や肉・魚を入れて、最後ソースを絡めます(今夜のRustic Rogan Josh以外も大抵そう)。

キットの中身(説明書、メインソース、ベースソース、スパイス)

 キット以外に買うものはラムか牛肉275gしか書いていないですが、野菜好きの私は、レシピから脱線し、野菜も入れちゃいます。ラムの匂いがNGなので牛肉をチョイス。まずは食材カット。

レシピにない野菜もいれてしまえっ

 まずはスパイスをオイルで熱します。いい匂いがして、本格的~。スパイスはベイリーフ、ブラック・カーダモン、クローブ、桂皮、ブラックペッパーコーン、グリーンカーダモン、レッドチリの構成。結構、バラエティー

様々なスパイスをオイルで熱すると、とても良い香り~。本格的~。

 このスパイスのオイルで、肉と(独断で入れる)野菜を3分ほど炒めた後、ベースソースを混ぜて2分調理。その後、メインソースを入れて3分煮込んで出来上がりです。できればバスマティライスがベターですが、日本人のいる家とあり、普通の米が大量にあるから、ここは目をつぶっていただきましょう(というか、米は米でオージーはあまり気づかんか⁉)。

できあがり~

 こちらのディッシュと、義理父の好むニューヨークチーズケーキとアイスクリームのデザートの2コースによる今週の夕食会でした。義理父、喜んで帰宅しました(ほっ~)。

 先週は「The Spice Tailor」シリーズのココナッツカレーも料理しました。マイルドな味で、辛いの苦手な主人は満足。

Keralan Coconut Curry

マイルドで、こちらも美味でした

 インドカレーを食べた日の翌日・翌々日はカレーの匂いが部屋にこもります。1週間も続いたら困っちゃうけど、1-2日なら余韻として楽しむのもありかな。

 日本のカレーも美味しいですが、たまにはインドカレーもいかがでしょうか?

 

 そういえば、先日のわらってまう万引き事件の話(↓↓)ですが、万引き犯のおかんに立ち向かった末にクビになったという店員は、晴れてライバル会社に転職したというニュースが流れました。よかよか。

monamona-aus.hatenablog.com

 

にほんブログ村 海外生活ブログへ にほんブログ村 主婦日記ブログへ