海の向こうで、書く書く然然

海外から見た日本、日本から見た海外 ー 2つの視点からのつぶやき

豪州ダイソー考察、そして脱線

 本来なら、本日は私のオーストラリア生活における歴史的な日になるはずだった。その歴史をブログに残したいとも思って、頭の中で、「どう書こうかなー」とここ数日思っていた。それなのに、昨日の午後に「いや、予定変更で来週月曜日にまた来ます」という連絡で、その歴史的な日はお預けとなった。がーん。

 これについては来週つぶやくこととして(一部始終細かくツブヤキマス)、仕方ないので、本日は、ゆるく、短く、手堅くまとめるために、オーストラリアダイソーを語ることにした。

 

 日本の100均代表格の「ダイソー」はここオーストラリアでも人気です。同社ウェブサイトによりますと、2010年にオーストラリアに上陸し、昨年までに5州43店舗を構えるまでに発展したとのことです。我が家からも歩いて5分のところにあります。

 5-6年前に、テレビ番組の仕事で、オーストラリアダイソーを取材したことありますが、売れ筋上位3品に、「甘栗」「メーク落としのコットン」が入っていたのを覚えています(ごめん、あと1品が思い出せないっ)。え、オージーが「甘栗」?それから月日が経ったけど、今の売り上げランキングはどうかな?私が先日ダイソーに行ったら、オージーさん達は文房具エリアにたくさんいました。

ご近所さんのオーストラリア・ダイソー

 日本の季節が逆とあり、お店に入ったとたん冬物グッズがずらり。そうなんです、あと1週間もすればオーストラリアは冬!

 な、はずなのですが、今日も気温22度で半袖に7分丈タイツの出で立ちの私。こんなに冬物ズラリと並べて本当に売れるのかしら、という眼差しで見てしまいました。ここゴールドコースト亜熱帯気候なんだけどなー。お店のサインは「Winter Wonderland」だって。外は暑いよ~

手袋、毛糸の帽子、厚手の靴下、マフラー、スヌードがずらり。

見ているだけで、汗がだらだら~

 店内の商品の値段なのですが、たまに値引き商品もあるものの、22年5月現在は基本、以下のような感じです。

日本で100円(+消費税10円)の品=オーストラリアでは税込み3ドル10セント<約279円>

日本で200円(+消費税20円)の品=オーストラリアでは税込み4ドル20セント<約378円>

日本で300円(+消費税30円)の品=オーストラリアでは税込み6ドル50セント<約585円>

日本で500円(+消費税50円)の品=オーストラリアでは税込み10ドル<約900円>

バスケットは10ドル(約900円)

 うーん。確かに安いんですが、私は日本にちょくちょく行く人なので、緊急じゃない場合はやはり日本で買うようにするかな。「Kマート」という、ダイクマニトリを足して2で割った?ようなホームセンターが国内あちこちにありますが、かさばる物に関してはKマートの方が値段が安い商品もあるかなと思います。

 品揃えに関してはまずまずですが、私が日本で行くダイソー様は2階建てのメガ店だけに、そこと比べたらやはり見劣りしちゃうかな。

 とはいえ、オーストラリアダイソーには利点も!日本のダイソーでは見かけず(もしかしたら販売している店舗もあるのかも?)、オーストラリアダイソーだけに売られているものがあります。

誕生日、結婚など各種カードが販売されています

こちら40歳の誕生日版カード

 オーストラリアでは、誕生日や結婚、出産、ご不幸といった様々なシチュエーションでカードを送るのが習慣です。ちょっとしたお礼の場だったり、病気になっちゃった人に「早く良くなってね」といったカードを送ったりもします。ですが、最近のカードの相場はなんと6-7ドル!Hallmarkというブランドはキュートなカードをたくさん売っていますが、こちらが高い!最近オージー夫とカードを探していたら、オージー夫は「7ドル95セント」という値札の付いたHallmark社のカードに目をやり、「紙を折り曲げて、ちょっとカワイイ絵柄が入って7ドル95ドルって、どういうことよ?」とブツブツ。ブランドは違えど、そのカード各種がダイソーではなんと半額以下の2ドル80セントで販売されています。これは非常にありがたい!日本にいる時にもよくカードを求めますが、日本のダイソーに行っても豊富なカード(しかもかわいいデザイン)の品揃えに遭遇した試しがありません。これは日本でもぜひ取り入れて欲しいなぁ~。それか、どこかのダイソー店舗に置いてありますかね?

 

 ダイソーと言えば、「Made in China」の商品、多いですよね。ほとんどの商品は中国製かと。私が昨年末から2月まで中国にいた際、小物(厳密に言えば複数の鍵)を整理できる仕切り付きプラケースを探していました。ダイソーはなくてもダイソーまがいの1元ショップみたいなのはあるだろうと思いきや、ない。調べてみると、似たような感じで「無印良品」と「MINISO」とも呼ばれる「名創優品」があった。無印にいくとデザインは素敵でも(さすが日本のブランド!)、値段は張る張る。1か月足らずしか使わないのに、ケースに3000円近くも自腹で払うのはアホラシイ。では「『ダイ(大)ソー、ミニ(小)ソー』だからダイソーの小型版ということで、こちらならあるかな?」と思って、そのMinisoに足を運んだが、ダイソーのパクリなのは見え見えだけど、デザインとかはだいぶ視点がずれていて、完全に中国人目線。はっきり言うと好みじゃないものだらけ。どの商品もイマイチだし、「こんなものがこんな値段するの?」と驚くばかりだった。時期同じくして私のiPhoneのコードがお陀仏になり、Minisoに行ったら、一番安いもので59.90元(約1140円)。中国の正規アップル様で購入すれば、その3~4倍ぐらいの値段だった気がする。仕方なくMinisoで購入。ちーん。

ミニソーで仕方なく購入したUSBコード

 08年にも3カ月程中国に滞在したが、当時と比べると現在の中国の物価はうんと上がったように思う。今回も3カ月の滞在だったが、現地生活を通じて、経済力においては日本を超えてしまっているような気がした、涙。衣類も、スーパーの食材も、サービスも、結構な値がつけられていた。

 仕事先の中国人の仲間に、日本のダイソーで買ったモノを見せて、「全部中国製で、しかも100円で売っているんだょ」と話すと、「えー、日本ではそんなに安く売っているの?使い勝手もよさそうだね」と目を丸くしていた。「Made in China」なのに、どうしてこれらの商品は、全部日本やオーストラリア、その他の世界に流れて、中国は素通りなのかな?日本では中国からの輸入コストを乗せても100円なんだし、中国の人口を考えれば、それ以下で売れるはずでしょうに。きっと重宝され、喜ばれると思うのになぁ。そんな疑問を抱えつつ、全然イケていないMiniso店内に群がる現地人を眺めて、「一体なんだろうなー?」と考えてしまいました。

 

「短めに」なんて言っておいて長々となってしまいスミマセンでした!しかも話が中国に脱線してしまいました。

お読みいただきありがとうございました。

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