海の向こうで、書く書く然然

海外から見た日本、日本から見た海外 ー 2つの視点からのつぶやき

スピード運転とアタシ

  私は車の運転が嫌いだ。私生活上、マイカーなしではできない活動をしていることから、やむを得ず車を所持して運転しているが、この活動をしていなければ公共交通機関で十分と思っている。知らない道を運転して迷ったり、慣れないエリア周辺の交通法規を知らずして違反した結果に捕まったりするのも嫌だし、私に限ったことではないけど、ハンドルを握れば、よそ様をケガさせるリスクもあるからだ。

 前の車と安全な間隔をわざと保って運転しているのに、その間隔に入り込んでくる車などに、イラっとくる自分も好きじゃない。むかーっとなった顔の私を見て、オージー夫は「入れてあげればいいじゃん。ちみがスピード落として、また間隔開ければいい話でしょうに」と静かに言う。オージー夫は常に極めて穏やかで沈着冷静、道路上でもそれは同じだ。かつて運転手を職業としていただけにドライブ好きだし、運転も上手。2人でどこかに行く時は、よっぽどなことがない限りオージー夫にお任せ状態。しかし今回は日本に1人で来ているので、そうはいかない。

 ドライブ嫌いな私は、運転を始めると自然に「目的地に早く着きたい!」と思ってしまう。どうやらそれがスピード運転との因果関係のようだ。遠い昔、スピードを出して運転する私を見たオージーの友達に「お前はレッド・フット」と呼ばれた。なんだ「Red Foot」って?「赤い足」?

 「フェラーリ―やポルシェは『速い』というイメージがあるから、それで『Red Foot』か。かっこいいあだ名をつけてくれちゃってぇ!」とニヤついたら、まったくの聞き違い&勘違い。友達は「Lead Foot」と私に言ったんだって。

 「の足」?なんじゃ、そりゃ?あとで辞書で調べると鉛のついた足をアクセルに乗せて運転する姿から、「車を無謀にぶっ飛ばす人」のことを指す言い回しだそうだ。げ~ぇ。女性なのにそんなイメージを持たれたくない、と思って、この一言だけで、私の右足についていた百貫ほどの鉛は十貫ぐらいに減った。

 十貫の足になってから10年以上経つが、それでもオーストラリアの隠しカメラで10~20キロオーバーを3回取られている。すべて知らない町を運転している時だ。まさにこれが運転嫌いの理由だ。3回目はさすがに頭に来たので、警察様から届いた切符を縮小コピーしてパウチし、ハンドルにつけた。これなら否応なしに見るし、常に感じるでしょ?「2度とするもんかっ」って。日本の車にも同様の仕様を施してある。

自己流スピード違反再発防止装置。でもこの頃、その効果も落ちているような・・・。

 オーストラリアのスピード違反は、点数も反則金も日本より高く、かなり厳しい。日本とわたしの本拠地オーストラリアクイーンズランド州の比較を見るとよくお分かりいただけると思う。累積による免停は、日本は複雑なようですが、オーストラリアは3年間で12点に達すると処分の対象となってしまいます。

 

★☆もなもなによる日豪スピード違反の罰比較<2022年6月現在>☆★

■日本(一般道路の場合)■

15㎞/h未満・・・・・・・・・・反則金9000円 減点1

15㎞/h以上20㎞/h未満・・・・・反則金12000円 減点1

20㎞/h以上25㎞/h未満・・・・・反則金15000円 減点2

25㎞/h以上30㎞/h未満・・・・・反則金18000円 減点3

30㎞/h以上35㎞/h未満・・・・・反則金25000円 減点6

35㎞/h以上40㎞/h未満・・・・・反則金35000円 減点6

40㎞/h以上・・・・・・・・・・反則金でなく、簡易裁判で罰金が決まる

 

オーストラリアクイーンズランド州の場合)■

13㎞/h未満・・・・・・・・・・反則金183豪ドル(約1万7700円)減点1

13㎞/h以上20㎞/h未満・・・・・反則金275豪ドル(約2万6600円)減点3

20㎞/h以上30㎞/h未満・・・・・反則金459豪ドル(約4万4300円)減点4

30㎞/h以上40㎞/h未満・・・・・反則金643豪ドル(約6万2000円)減点6

40㎞/h以上・・・・・・・・・・反則金1286豪ドル(約12万4100円)減点8+6カ月免停

 

 オーストラリア反則金の額が半端ないでしょ~。これを祝日やホリデー期間にやると、減点をにする州もあるんだからねっ。小中高等学校付近でやると反則金割り増しとかもある。シビアだよ、オーストラリアの警察は。先述の通り、私は何度も懐を痛めてきており、ほんと「No more」状態だ。 

 そんなオーストラリアの交通法規も、日本人から見ると、「なに、それっ?」って思う点もある。なんと、この国では堂々と「」が認められているんです。びっくりでしょ?

 下に張りつけたのは、オーストラリアのとある州の警察が公開していた練習問題のひとつ。1990年代に私が日本の免許から書き換えた際に受けた筆記試験でも同様の問題が出ましたわ。問題は「普通免許を持つ運転手に認められた体内血中アルコール濃度は?」で、答えは3択なんだけど「None」や「Zero」がない。まるで飲酒運転を奨励しているみたいでしょ?実際はしてないけどさ。

ある州の警察が出している運転免許筆記試験の練習問題のひとつ。質問は「普通免許の人に認められている体内血中アルコール濃度は?」」

 ちなみに試験で、一番低い「0.02%以下」と答えたら間違えで、点数もらえませんからねっ!正解は「0.05%以下」なんですよっ!

 0.05%というのは、ワインまたはビールを1時間あたり1杯だけ飲むに留めると、だいたいそれ以下に収まるらしく、そのペースさえ守れれば飲酒運転してもいいのよ、という理屈だそうです。日本人からすると信じられない法規だけど、「社交は文化のひとつ」として大切にするオーストラリアらしいわ。

 え~でもさ、その0.05%って大柄で肝臓めっちゃ強そうなオージーの体質からの数値でしょ?体の大きさ半分ぐらいの豆タンクみたいな私も1時間に1杯のペースで0.05%を守れるんかいな?同じペースで飲んでも倍の数値が出ちゃいそうだ、笑。

 

 ごめんなさい。話が飲酒運転に脱線しちゃったので元に戻しますわ。

 昨日は用事があったため、Y浜市から高速道路に乗って緑深い千葉県のある場所に行ったんだけど、道中で取り締まりを行う警察の多さに驚きましたわ。空覚えだけど、その数は、東京から千葉県に入った途端にアップしたような。

 高速道路の三車線の真ん中のレーンを運転していたんだけど、前の車があまりに遅くて、追い抜こうとするも今度は右側の追い越し車線がかなりの交通量。対して、一番左側の車線はすっかんすっかん。後続車もいないし、前も詰まっていないから「視界良好」でそのままさーっという勢いだった。

 そのエリアはなだらかな下り坂になっていてスピードも出しやすい感じだった。高速道路といえば100キロが最高速度でしょう。「それ行けっ!」状態だったけど、この日に限って、普段は鈍い動体視力が妙に冴えていた。800mぐらい先に2台の車が左の道路脇に縦列で止まっていたのに気づくと、2台のうち、前の車の右側がほんの一瞬だけ、赤くぴかっと光った。その車は普通に前に動き始めたんだけど、むむむ、さっきの「一瞬赤フラッシュ」は何だったんだろう?運転疲れによる目のかすみか幻想か?まぁいいや。

 後ろから猛スピードで私を抜いて行く車にもつられそうだったが、なぜかこれらの車もそのうちスピードダウン。すべてが怪しく見えた。

 そうこうしているうちに、例の車との距離が接近、そして、隣になってしまった。千葉のとある都市のナンバープレートを付け、黒いボディーのこの車の運転席には、青いシャツに紺のベストを着て、ヘルメットを被った人が乗っていた。あっ、これって覆面パトカー

 さらにきょろきょろ見渡すと、「80」の看板が目に入ってきた。あ、ここは80キロ区間だったのね、と後から気づいた。あの赤いフラッシュは幻想じゃなかったんだ。これが目に入ってこなければ、とろい車を追い抜いた時の100キロで進み続けていたかもしれない。知らない道を運転すると、やっぱりこういうことになる。ここで冷や汗をかく前後も普通のパトカーを数台見たし、高速下りて国道を運転していても、細い横道にバイクに乗った警察官が隠れていたりして、なんだか物々しい雰囲気だった。日本ってこんなんだったっけ?

 目的地で、知り合いの方にこの出来事を話したら、「黒塗りか白塗りのトヨタクラウン、さらにそのエリアのナンバーが付いたようなら覆面と疑った方がいいですよ」とアドバイスが返ってきた。その方は、流れや雰囲気で覆面パトカーがいるかも察知できるらしい。残念ながら私にはその透視力がないので、とりあえずは前が詰まってもイラっとせずに左車線キープで進むしかないのね、涙。これ以上、の足で不必要な献金を納めぬよう日本でも細心の注意を払わねば。

 

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6カ月後に判明した疾患

 本日のY浜市は一日中雨。日本の拠点となるマンションの横には総合病院があるので、今日診察を受けることにした。実はここ数カ月間右足首に違和感があり、一度専門医に観てもらわないとと思っていた。

 右足首の問題は昨年12月末に突然発生した。昨年12月といえば、上旬に中国に渡り、中国国民を含む全入国者に義務付けられた21日間の隔離を北京市内のホテルで受けていた(このことは時間がある時にレポします)。

 同月28日に隔離先のホテルから出たのだが、その翌日に平たい靴で北京市内を一日中練り歩いた結果、右足首が大きく腫れて、激痛に見舞われた。数日ホテルで安静にして様子を見たが、痛みが引く気配は全くない。自分で薬局に行って、携帯電話の翻訳機能を通じて「最低でも塗り薬を」と求めたが、日本やオーストラリアの薬局とはシステムが違うようで、「医師の診断なしには売れない」との答えだった。

 そうこうしているうちに仕事先の河北省の山奥に移動となり、「バブル」という一般社会から完全に離れた世界に入ったため、医療もまともに受けられない環境となった。それに加えて、薬もない、言葉も通じない、現地スタッフはみな忙しそうで自分の窮状を伝えれる雰囲気もない、と悪条件も重なり、痛みを必死に堪えるしか方法はなかった。雪上での仕事も増え、固い地盤を歩かなくなったせいか、約3週間後に痛みと腫れは自然に引いた。

 もなもな医師(=勝手な自己判断)は、「2週間に及ぶホテルの隔離で足を使わず、隔離解放後に、偏平足なのに平べったい靴でいきなり一日中北京市の石畳を歩き回ったせいで、足を痛めた」と診断した。そう、私は極度の偏平足持ちだ。

 歩き方もベタベタとして音もするので、子供の頃から父に「音立てないようにして歩きなさい」と注意もたくさん受けた。音を立てずに歩こうとすると、今度は差し足忍び足の忍者ハットリくん状態の動きになる。自然には歩けない。

 かつて日本の大手スポーツシューズメーカー、ア●ッ●ス社のオセアニア子会社で勤務していた時代があり、偏平足による影響は結構勉強した。土踏まず(アーチ)がないので、足首が内転しやすく痛めやすいと。これだよ、これ。原因は。

 中国での仕事が終わって、3月にオーストラリアに戻った。住み始めた新居の床が木目調のプラスチック製フローリングだ。結構固い。この上を素足で歩くと、中国で発症した症状と全然比べ物にならないが、右足首に違和感が「たまに」出る。それを避けようとすると足首が外に捻転して小指側に重心をかけて歩こうとするものだから、やはり偏平足を治す何かをしないといけないと思った。日本に行ったら、まず整形外科に行って、偏平足による痛みの解消法や偏平足自体を治す方法を教えてもらおうと計画していたのだ。

 本日、いよいよ医師による問診が始まり、足を触りながらいろいろ質問された。持論の「偏平足帰属説」を訴えるも、医師はあっさりと「違うと思う」。あれっ?

 「痛風かもしれない。一度X線を取りましょう」と。え~っ、このあたしが痛風?そんなバカな!と思いつつ、とりあえず放射線科の待合室に向かった。

 自分の番まで時間がありそうだったので、痛風とはなんぞやを調べたところ、中国滞在中の症状は確かに似ている。ただし、以下の「発症する危険の高い人のチェックリスト」に当てはまるのは、「3」と「10」ぐらいで、残りは当てはまらない。なに、読者の皆さんの中で私を知っている人からは、「お前、『4』を忘れてんじゃんかょ!」って声が聞こえてきそうですが、汗。

  1. 痛風が起きる前に血液の尿酸値が高い状態が長く続く
  2. 男性である
  3. 30歳以上である
  4. 太っている
  5. 外食やコンビニ食が多い
  6. 食事の時間が不規則
  7. アルコールをよく飲む
  8. ジュースや清涼飲料水をよく飲む
  9. 甘いものを好む
  10. ストレスが多い
  11. 家族に痛風の人がいる

 ほんとうに痛風なのかな?とか考えながらとりあえずX線を受けて、診察室に戻った。医師はX線を見ながら、ペンをぐるぐると回して、足首付近にあるビーズのようなころっとしたブツ2つを指した。「これこれ。結晶がある。昨年12月に偽痛風の発作があったんだと思われます。この結晶が体内で溶けて消える人もいれば、残る人もいる。●●さんの場合は残っていて、これがたまに痛む原因なんだと思う」とのこと。

 「偽痛風」ってなんだそれ?痛風の一種?気になって、医師を質問攻めにした。そしたら痛風とはまったくの別物だとのこと。カルシウムとかの老廃物が関節の中で結晶となることが原因で発症するんだそうだ。「結晶はそのうち体内で溶けるかもしれないが、●●さんのも今後溶けるかは分からない。今後もまた発作が起きるかもしれないので、痛みが出たらまず患部を冷やして。それでも治まらなかったら病院に行って痛み止めをもらうように」とのことでした。

 痛みや腫れが主だってない今は、医師も何ともできないようだが、とにかく中国での謎の激痛と腫れの原因や、もなもな医師の診断もまったくのデタラメであることが分かって安堵した。しかしX線を使って、6カ月前に体に何が起きたのかが診断できるなんて医療は本当にすごい。

 自宅に戻って父に「偽痛風だった」と話すと、「偽」の部分をすっ飛ばして、「おい、痛風は美味しいモノばっかり食べている人の病気だぞ。美味しいモノばっかり食べているのかぃ?」とニヤニヤ言ってきた。中国では2日に一度の割合で大量の<オイシクナイ>水餃子が出てきて、とてもじゃないけど発症前に美味しいモノなんて食べていないし、痛風と偽痛風は全く違うんだよーと説明しました。

中国での隔離中は2日に一度出てきた水餃子。とても不好吃。

 さらに偽痛風を調べると、「高齢者の女性が発症しやすい」とのこと。えええええ、あたしが高齢者か!?このくだりを読んだら、口がひん曲がってしまった。

 女性の皆さん、痛風と違ってあまり聞き慣れない病気ですが、急に「偽痛風」に襲われる可能性がありますので、くれぐれもご注意を!高齢者じゃなくてもなっちゃう疾患ですからねっ!!

 

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初めての適応障害

 6月1日の早朝にシドニーから羽田に到着した。この日は日本政府が水際対策をさらに一段階緩和した初日だ。オーストラリアは一番規制のない「青」グループに属し、「出国72時間前のPCR検査で陰性で、かつワクチン接種2回済みの渡航者」は、空港で何もなしにスルーできるとのこと。

 空港内に張り巡らされた専用通路を迷路みたいにぐるぐると進み、何枚か紙をもらったり、渡したりしながらやっと外に出てこれた。まだ従来の流れとは言い難いけど、中国から戻ってきた際の2月の入管・検疫体制に比べたらうんと良くなった。税関を経て抜けた先にはテレビカメラが数台立っていて、外人さんがコメントを聞かれていた。なんて答えたんだろう?「出発72時間前のPCR検査がなければなお良し」とか気の利いたこと言ってくれたらいいな、笑。

 初めてオーストラリアに行ったのが1995年で、それからの27年間に何度太平洋を南北に横断しただろう。数えきれない程した。慣れているはずの2つの世界での暮らしだが、なぜか今回はうまく日本の生活に適応できない。理由は分からないが、これまで考えずに無意識にできたことができず、考えるからこそ注意が散漫になったり、「これは大丈夫か?あれは大丈夫か?」と怖くなってしまうほどだ。こんな経験は今までにない。

 まずは車だ。2●年前に免許証を取った際に、少しお金をはずんでマニュアル車の免許を取ったのだが、教習所を卒業してから一度もマニュアル車には乗っていなかった。ところが3月にオーストラリアに帰って待ち構えていたのは、オージー夫のドイツ産のマニュアル車だった。そういえば、日本で生活する2年程前の2016年にオージー夫から「ねぇ、マニュアル車買ってもいい?Youも問題なく乗れるよね?」と聞かれた記憶がある。「私がマニュアル車を運転する必要なんてないだろうし、あったとしてもすぐ乗れるわ」と安易に考えていたのだが、実際この車を乗る、となった際には、オージー夫を助手席に乗せて人っ気のないところで2週間以上練習しないと公道に出れないほど難しかった。左足のクラッチ操作には非常に手を焼いた。左ふくらはぎのこむらがえりが何度かおきるほど、クラッチ操作を苦手とした。

 やっとエンストも起こさずにオーストラリアの道をスイスイと運転できるようになったところで、日本に来て、自分のAT車を運転し始めたのだが、今度は左足がブレーキを、右足がアクセルを踏むという変な動きをし始めて、こっちはこっちで怖くなった。これはものの5分で解消したのだが、ドイツ製の車の方向指示器は左側についているため、今度は日本の車で方向指示器を出したと思ったら、ワイパーがグイグイ動いてしまうのだ。晴天なのにワイパーが勢いよく稼働!これもあって運転しながら結構パニックに陥っていた。

 日本滞在2日目に運転をしたのだが、この日は何をやってもツイていなかった。この日はやることがあって目的地まで車で行ったのだが、そこに行くにあたっての忘れ物の数が5個ぐらいあった。日本に来てから「無意識での行動力」が著しく低下している。

 用を済ませて、車で家に向かう際にハリボー・ベアを食べていたら奥歯の詰め物がすっぽーんと抜けてしまった。なぬ~っ。ここからさらに負のスパイラルの強度が増していく。

 次は、3段から成なる機械式の駐車場の最下段にあるスペースにバックで駐車しようとしたら、なぜかハッチバックを開けたままバックして、2段目のパレットにぶつけてしまった。幸いインテリアにダメージが出ただけで、外側のボディーは無傷だったが、ものすごい衝撃音でパニックになり、自己不信に陥ってしまった。なんとか気を立て直してバックで車を駐車させたが、その後パレットと支柱の間にある数センチの隙間に車の鍵をスルっと落としてしまい、鍵は奈落の底(10mぐらい?)に落ちてしまった。もうがっくし。まさに踏んだり蹴ったり。

こんな僅かな隙間にリモコン付きの車の鍵を落としてしまった。逆に狙うのが上手って話?

 誰かがパレットの下に入って鍵を取ってくれると安易に思っていたら、マンションの管理者は無理で、業者を呼ばないとだめだ、と。梅雨のシーズンに入るし、雨や溜まった水で鍵がいかれたら困るし、早く取った方がいいと思って見積もりを取ったら1万5000円+GST。なんじゃそれ。次回の機械式駐車場の点検日まで待ったら無料で取ってくれるというので、約1カ月後のその日を待つことにした。それまではスペアキーだ、と思ったら、こちらは電池切れ。電池交換をしてくれる店に急いで行った。

 初日からずっと、ここには書けないような粗相も多くやらかし、「また何かやり残したのでは?」、「また何か忘れていないか?」と常に強迫概念に駆られている。これってある種の適応障害なんだろうな。

 オーストラリアでお留守番のオージー夫には、「やることがたくさんあるのは分かるけど、一度に全部やろうとしないで。Calm Down」と諭された。これまで何とも感じずにやってきた2つの世界での生活が、少しずつ私にはきつくなってきているのかな。

 

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豪州でウォシュレットが出回らない理由

 今日は私のオーストラリア生活における歴史的な日だ。とうとうこの日が来た。

 

 我が家にウォシュレットが設置されたのです!!

 

 本来なら、5月19日が歴史的な日になるはずだったのに、オージー特有の手法?で延期続出。この日にウォシュレット設置の壮絶なストーリーを書こうと意気込んでいただけに、悲しくなって代わりに豪州ダイソーの記事を書いたっけ。

 

monamona-aus.hatenablog.com

 

 まぁいいや。めでたい日だし、ウォシュレットの話に専念しよう。日本では家庭や学校、商業施設、はたまた公衆便所まで設置されているウォシュレットですが、ここオーストラリアにはほとんどない。目にするのは非常に稀。

 かつてはウォシュレットの存在を知っていても懐疑的だったオージー夫は、3年間の日本の生活ですっかり気に入ってしまった。冬でも便座は適度にホカホカだし、日本でウォシュレット付きのトイレが心地良いと知ってからはトイレの長居も増えた。携帯片手にいっちゃったりしてさっ。

 我々は日本滞在中の21年1月にこのゴールドコーストの住処を遠隔で購入し、オージー夫は帰国後の同年10月、私はコロナや仕事のおかげでやや遅れてことし3月から住み始めた。私は日本にいる時から「新居には絶対にウォシュレットが欲しいっ!」と訴え続けたし、日本で重宝していたオージー夫もひとつ返事で賛成してくれた。

 義理父は、「たぶん必要であろう」と先回りして考えて下さり、我々の不在期間に専門家を呼んでトイレの壁にコンセントを設置してくれた。その優しさに頭が下がる思いだったが、その頃はウォシュレットの設置が異常な程に大変なものだと知る由もなかった。

 

 オーストラリアに帰国してすぐに私のウォシュレット設置への血と汗の努力が始まった。

 家のすぐ近くに「The Bidet Shop」というお店があったので行ってみたら、販売している製品はすべて韓国製。お店の人によると、「韓国製もいいよ。今日家に持ち返って、自分で簡単につけられるよ」だって。「今日持ち帰る」って。ほんまかいな?

 日本人ですから、やっぱり「TOTO」や「Inax」、「Panasonic」といった日本のブランドがいい!ネットで調べると、そんな遠くない場所に日本のブランドを扱っているお店があることが分かり、すぐに行った。店に入ると真面目そうな店員さんが出てきた。顔をやや曇らせながら「TOTOなら販売できる」と言い、「オーストラリアでウォシュレットの設置は難しいんだ。便器のサイズもしかりだし、一番大事なのは給水口の位置だ。給水口がトイレの左側にないと無理だ」と続けた。話を聞いていても、「Hello?」状態で今一つピンと来ない。ちなみに一番シンプルなTOTOの便座は1500豪ドル(約13万7000円)。

 早速家に帰って、その給水口を探すが、ない。日本は壁などに付いているが、ないない、ない、ない。オージー夫と二人でどこだどこだと探すと、あった。トイレのタンクの中に隠れてしまっているのだ。あああ、なんじゃこれは。

こんなところに給水口が隠れていた~。汚い写真でごめんなさい。

 オーストラリアのトイレは、見た目重視でパイプやらバルブやらが全部隠れてしまっているのだ。

オージートイレは見た目重視で、裏のパイプやらはすべて隠れてしまっている

 そこでお店に再度コンタクトして事情を話すと、「設置は厳しいだろう。配管工に相談するべきだ」とのこと。「諦めよっか」とオージー夫の考えが少しずつ変わり始めた。えーっ。「配管工に相談しよーよ」と私も引き下がらない。

 オージー夫は渋々と配管工を呼んだが、配管工のおじちゃんも開口一番に「こりゃ、辞めた方がいいよ」って。なぬ~っ。設置を検討しているのは、2つのトイレのうち、我らのベッドルームの奥に隣接されたシャワールームの中にあるトイレだ。配管工のおじちゃんはシャワーを指して私に、「すぐ隣にシャワーあるから、用を足したらお尻をシャワーで洗えばいいじゃん。ワハハハッ」って。なんだそれっ!商売っ気がないったらありゃしない。

 オージー夫はこれを聞いて「ウォシュレットを諦めよう」と降参だ。それでも私は配管工のおじちゃんに、「何とか設置できる方法を考えて下さい」と食い下がった。そしたら「タイル張りの壁をぶち抜いてパイプを探し、パイプの配置を変えた後に壁にウォシュレット用の給水口を作れば、何とか使えるようになるかも。でも難しい。辞めた方がいい」との答え。本当に難しそうだ。

 それにしても、なんだ、先述の「The Bidet Shop」の説明は。「今日家に持ち返ってすぐに使える」なんて適当なこと言って、詐欺まがいもいいところだよっ。やっぱり日本の製品を扱うお店は、真実重視で顧客に対応してくれるとも感じた次第だった。

 その夜、夫婦会議を開き、オージー夫を説得して、見積もりだけはまず取ろうということになった。配管工のおじちゃんから届いた見積もりは1700豪ドル(約15万5000円)。ぎゃーっ。オージー夫は見積もりを見て、完全に設置案から撤退してしまった。「えー、日本でもその良さを実感していたじゃん」と諭しても、びくともしない。が~ん。こうなったら仕方ない、最後の切り札を使おう。「私のお小遣いから全額払うので設置したい!」で会議は閉幕。私のウォシュレットへの情熱は揺るぎないのだ。ここまでが3月末~4月頭のお話だ。

 まずウォシュレット本体を取り寄せたが、イースターホリデーを挟んだがために到着までに2週間以上かかった。本体入手後、配管工のおじちゃんに連絡を入れて予約を取るが、これも3週間後と伸び伸び。コロナで病んだ社会が回復し、人々が元気出し始めて他人を家に呼んだり、家の修繕を始めたから、配管工のおじちゃん今人気者なんだって。

 5月18日、待ちに待った配管工のおじちゃんをお迎えする日が来た。若手連れて2人で朝7時に登場した。朝早起きしてお迎えしたので眠たくて仕方なく、壁をドリルでぶち抜く音で頭がシェイクされる気分だ。ドリルの音はうるさいけど、ウォシュレットを手にするためには我慢だ。

タイル何枚かをぶち抜き、パイプを発見

 工事は5月18~19日の2日間にわたって行われると聞いたが、配管工のおじちゃん、上記の写真の状態で1日目を終了して「また明日~」って言いながら後にしたのに、電話を入れてきて「明日じゃなくて、5日後の来週月曜日に」だって。なぬ~っ。幸い我が家はトイレが2つあるのでまぁ大丈夫だけど、夢のウォシュレット入手がさらに5日ずれ込んでしまった。

 その5月23日の月曜日、この日こそ、ウォシュレットと思いきや、オリジナルのタイルの色に近いタイルが品切れと。あのさぁ、見積もりにも来たし、5月18日のドリル工事の日もタイル見て、すぐに在庫調べられたでしょうに、って。期待持たせて、またどさーっと落とされた気分。なんかウォータープルーフのペイントをしないといけないとかで、空洞のエリアに青いの塗って帰っていったわ。

 5月24日に朝7時に、配管工から予告もなく、「タイルを入手した、今マンションの下にいる」と電話が。前夜仕事で遅かったオージー夫はまだスヤスヤ寝ているのに!!怒りも我慢も沸点に達しましたが、にこやかにお迎え&対応。やはりこの日もタイルをはめ込んだだけで帰っていった。ったくもう。話によるとタイルはタイル屋を何軒か回って近い色を探したけど、見つからなかったって。極めて穏やかなオージー夫には、「これで我慢しなさい」と諭されましたっけ。

タイルの色がビミョーに違うよーぉ

 5月27日に「今からいく」と再度連絡が入った。いよいよか、と思いきや「今日はタイルの隙間を埋める工程だけで、トイレ設置はまだ先」と。小出しばかりして、2日で終わるっていう当初の話と全然違うじゃんかっ。

配管工は、新しいタイルの隙間をシリコンで埋めて30分で帰っていちゃった。

 そして5月30日の本日、配管工のおじちゃんが配管を終え、シリコンでトイレを固定して完成させました。やった~!感涙もの~!

ついに手にした、マイウォシュレット!

 だけど、配管工のおじちゃんが帰り際に真顔で、「今日は使えないよ。トイレを固定したシリコンが乾く明日まで使うのは待ってくれ」と言い残して去っていった。最後の最後まで、どさーっと落とすんだよね、ちみは。まぁ、もういい、もういい。

 使えるのは明日からだけど、設置工事は完了だから、今日が記念日としよう!

 

 2カ月半、30万円近くをつぎ込んでようやく念願のマイウォシュレットを手に入れたんだけど、私、明日の夕刻のフライトでオーストラリア発って、しばらく日本に滞在するのよ。いったい何なのよ、このタイミング・・・。こんだけ苦労し、待たされたのに、マイウォシュレットを24時間も使えないなんて!明日絶対にウォシュレットをエンジョイしてやる~。これからしばらく愛用するのはオージー夫なんかな~。

 オーストラリアでのウォシュレットの設置は想像以上に難しかったし、自身の経験を経て、この国におけるウォシュレット普及率の低い理由がよ~く分かった気がする。値段もさながらインテリアデザイン重視の国だけにそれを打破する複雑な工程が必要となり、私のような確固たる信念で設置を希望する人以外は皆ひるんで断念するのは当たり前だわ。これじゃ、日本の各メーカーもこの国に販売ルートを確立するのは難しいよね。

 オージー夫もしかり、オージー達はウォシュレットを使ったら気に入るだろうなと思うので、新築物件にはこういったことを考慮した配管などをして欲しいなぁと思ったりしました。この国には、まだウォシュレットの素晴らしさを知らない人が多いだけなのよね、きっと。

 

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日本へのお土産:おやつ編

 今週またオーストラリアを発ちます。あー寂しいっ。本日午後に、日本政府がいまだに求めている「出発72時間前のPCR検査」を受けるのですが、海外に家族がいたり、拠点がある国民を苦しめているとしかいえないこの検査には強い憤りを感じるし、コロナをインフルエンザと同等レベルで取り扱い始めた諸外国と比べると、日本はほんと遅れていて、後ろ向きとしか言いようがない。出国前にインフルエンザの陰性証明を求める国なんて、地球のどこを見渡してもないですよね。ぷりぷりっ。

 この陰性証明書がないと飛行機に乗せてくれないってもんだから、仕方ない。またあの拷問検査を受けると思うと、ほんとブルーになる。何度もやって「慣れる」じゃなくて、ホントに痛いから、何度もやって「余計に検査官から頭を遠ざけてしまう」ようになってしまった。

 最近、オーストラリアを含む限定された国から観光客をツアーグループとして受け入れると日本政府が発表し、オーストラリアのニュースサイトがその事を報じていた。そのニュースの下の投稿欄に、あるオーストラリア人が「一度日本に行ったことがある人なら同意すると思うけど、日本は行動範囲が制限されたようなツアーで行く国じゃない。誰がそんなツアーに入って日本に行きたいと思うかしらね」と書き込んでいた。この投稿を読んで、「そら見たことか!」と思いましたわ。

 今回の水際対策緩和もムカつく内容ですが、2月に中国から日本に入国した際は、「出発72時間前PCR検査+成田空港PCR検査+自前ハイヤー手配<4万円也>」の仕打ちだったので、最後の2つが減っただけでもありがたいと思わなきゃね。そうそう前向き思考が一番ですわ。

 

 先々週、先週は、スーパーや日曜品の揃う「Kマート」に行った際に、お土産も勘定に入れながらショッピングをしていました。豪日の行き来が多い私は、チープでも老若男女に好まれるオーストラリアのスナックや、オーストラリアらしい小物をいくつか買って行きます。今後オーストラリアに観光で来られる方のご参考になれば、と思いご紹介します。今回はおやつ編です。

 

1.キャドベリー(Cadbury)社のキャラメルコアラ

キャドベリー社のキャラメルコアラ

こちらミルクチョコレートの中にキャラメルソースがうんと詰まっていて、甘くておいしいです。チョコのかたちもオーストラリアの象徴であるコアラちゃんなので、お土産にはもってこい。12個個別包装されたチョコレートなので、バラマキ土産にもGood。普段は5ドル(約455円)だけど、半額ウィークは2ドル50セントに。

 

2.アレンズ社(Allen's)のグミ各種

アレンズ社のグミ各種

オージー夫と私の大好物、キラーパイソン

 

生き蛇?ことスネークス・アライブ

 アレンズ社は昔懐かしのゼリービーンズを始め、さまざまなグミ系のお菓子を展開。ちなみにこちらでは、この類のお菓子を「ロリーズ(Lollies)」と呼んでいます。中でも一押しは、「Snakes Alive(生き蛇?)」と「Killer Pythons(殺人ニシキヘビ?)」の2つ。圧倒的なネーミングですが、味は美味しいんです。オージー夫と私の好物で、特にキラーパイソンにおいては、体長を2倍に伸ばした後に食べるなどして楽しんでいます(あんまり頑張ると、ぶちっと切腹させちゃうのよね)。カラフルなのに、着色料を使っていないのも嬉しい。普段は3ドル60セント。

 

3.バイロンベイ・クッキーズ各種

バイロンベイクッキー社のクッキー

 ゴールドコーストから車で1時間半ほどにあるバイロンベイ発祥のクッキーです。昔はさびれた町だったそうですが、今やサーファーとヒッピーの集うおしゃれな町に大変身。数年前に機内食のデザートとして配られていたのをきっかけに同社に興味を持ちましたが、最近ではこうして大手スーパーの陳列棚に並ぶまでに成長しました。ナチュラリストの多い町から出たお菓子とあり、なんだか上品な味がします。お手軽サイズで一袋3ドルなので、ちょっとしたお土産になります。ちなみにこの日は半額の1ドル50セントでした。

 

4.レッド・ロック・デリ(Red Rock Deli)社の各種ポテトチップス

レッド・ロック・デリ社のポテトチップス、タイチリ・アンド・ライム味

 レッド・ロック・デリ社のポテトチップスは他のポテトチップスより値段がやや高めですが、厚切りで味がしっかりしていて美味です。食べると脳みそに「ザクッザクッ」という音が反響する感じ。中でも一押しはタイチリ・アンド・ライム味。昔はライム・ブラックペッパー味が主流で、それを好んで買っていましたが、チリのピリッとした味もなかなかです。4ドル90セントなり。

 

5.オリーナズ(Olina’s)社のクリスプブレッド・クラッカー各種

オリーナズ社のクリスプ

オリーナズ社のクラッカー各種

 オーストラリアは、自然志向の方がとても多く、口にいれるものもなるべく添加物のないものを求める傾向が強いです。少し値段は張りますが、オリーナズ社のクラッカーやクリスプは、自然の素材をよく生かしたものが多く、甘さも控えめで、オージーたちに好まれています。オージーたちは、ワインとともにこれらのクリスプやクラッカーを食べたりしています。私のお気に入りは、フィグとブラックオリーブのクラッカーで、こちらは4ドル。開封したら湿気ちゃうので、早めに食べちゃうことお勧めします。

 

番外編:ワイタカーズ社のチョコレート各種

ワイタカーズ社のチョコレート

 なぜ番外編?って声が聞こえそうですが、こちらはお隣ニュージーランド発祥のチョコレートなんですよ。でもオーストラリアのスーパーどこでも売っています。オーストラリア人とニュージーランド人に言ったら、めちゃ怒られそうだけど、オーストラリアニュージーランドも似たようなものだから!ちなみに、オージー夫にこの発言すると、「ちみは日本と韓国は一緒と言われると、『ちゃうちゃう』と言うでしょっ」とやっぱり反論してきます。

 

 こちらの板チョコもボリュームがあって、めちゃくちゃ美味しい。これをお土産で買って行って、喜ばなかった日本人は皆無です。私が一番好きなのは、ヘーゼルナッツがぎっしり詰まったミルクチョコレート。アーモンドやココナッツの入ったものも美味しい。オージー夫も大好きで、買って冷蔵庫に置いておいたようなものなら、翌朝冷蔵庫を開けると3分の1しか残っていないことも。1つ6ドル50セントと高めにつき、半額や40%オフの日を狙って買います。

 

 こんな感じで、オーストラリアには日本人が喜びそうなお菓子がたくさんあります。わざわざお土産店に出向いて、高いお金出して箱入りチョコなんて買う必要はないですよ!お土産ハントには地元スーパーマーケットをぜひ活用してくださいな。

 

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行ってきました、トップガン

 きょう5月26日はトップガン・マーヴェリックのオーストラリア公開初日でした。日本は明日27日が初日のようで、一足お先に見てきました~♪

 「青春時代にオリジナルのトップガンを見た」というとわたしの年齢がバレてしまいそうですが、まぁそ~んな感じでして、そういったお年頃でトップガンのような映画を見て海の向こうの世界に興味を持ち始めたのも事実です。レイバンのサングラスかけて、フライトジャケット着てバイクに乗ったトム様演じるマーヴェリックを「カッコいい」と思ったのは、私だけじゃないはず。本当はアクション映画は苦手なんですが、トップガンはやはり別物かなぁ。

マーヴェリックことトム様がスクリーンに帰還!

 このトップガン・マーヴェリックは、1986年の「トップガン」の続編。当初は2019年7月公開予定で、夫婦で日本に住んでいた際にオージー夫と「トップガン・マーヴェリックを見に行こう!」と話し合っていたのですが、コロナのせいで同作品の公開はズレにズレ込み、結局はオーストラリアの地元の映画館で見ることになりました。公開が2-3回も延期し、3年近くもずれ込んだだけに、世界各地で公開され始めた今、トム様の喜びはも一入と察します。

 家から歩いて5分の所に「Event Cinema」があり、そこのチケットをネットで買おうとしたら既に売り切れ続出。やっぱり木曜日でも公開初日は人気あるのね。18:45、19:30、20:15とNGにつき、最終の21:00のチケットをゲットしました。2時間30分の映画につき、終わって30分したら翌日の勢いですが、仕方ない。映画終わったら、家に帰ってすぐに寝れる準備して、トム様見学にいざ出陣。1人13ドル(約1170円)に加えて、予約金が3ドルでした。オージー夫と2人で29ドルなり。

オーストラリアは日本より一足お先に初日を迎えました。

 ちょっと慌てて家を出たのでやらかしてしまった。20時55分に着席して2-3分スクリーン見た後に「あれ?おかしいなぁ?スクリーンがぼやけている~」と。やばい、あたしったら眼鏡を忘れた~!なんとか見れなくもないけど、やっぱり鮮明に見たい。細目で2時間30分もスクリーン見たら目がおかしくなる。30秒熟考した後、「眼鏡が必要=ダッシュ帰宅」を決断。家に眼鏡を取りに帰り、席に戻ったのが21:12。それでもまだ他の映画のコマーシャルやっていた~。なーんだ、息切れするほど走る必要なかったよ、おかげで汗が華厳の滝状態。しか~し、前座コマーシャルが15分以上も流れているなんて、まぁ~長いこと。

 楽しみにしている方も多いと思うので、ネタバレになることはあまり書かないでおきますが、ストーリーは、トム様演じる伝説のパイロット「マーヴェリック」が教官としてパイロット養成学校に帰ってくるところから始まります。トム様、だいぶ年を重ねましたが、やはりトップガンで出てくる姿は直にカッコいい。

 訓練生の中には、かつて訓練飛行中に命を落とした相棒グースの息子ルースターもいますが、マーヴェリックとの微妙な関係はストーリーを通して変わっていきます。訓練生の中には女性パイロットもおり、女性に開けた時代を反映しているなぁと感じさせられました。

 オリジナル同様、スクリーンを存分に使ったアクションが満載。そこに「Danger Zone」やら「Top Gun Anthem」やらオリジナル作品からのBGMが流れ、「トップガン」世代の私にはたまらん2時間半(眼鏡のせいで、正確には2時間15分かな?)でした。鑑賞終了後にストーリーを振り返ると頭の中に「おやおや?」といくつもハテナマークが出てきてしまうのですが、そういうことに一切こだわらずに、素直にアクションやBGMの余韻を楽しむと良いと思います。

 マーヴェリックと恋に落ちる、バーのオーナー、ペニーを演じるジェニファー・コネリーも素敵でした。

個人的にも好きな女優のジェニファー・コネリーもとても素敵でした。

 来週頭に日本に行くのですが、シドニーから東京行きの機内でまた見れないかなーと思っています。まだ国際線の機内上映にはまだ早過ぎるかな?

 日本も明日いよいよ公開ですね。トップガン世代はもとより、幅広い世代で気に入られる映画だと思います。

 

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アボカドアイスクリームの味って?

 これまで我がブログでも数回ご紹介したオーストラリアの2大スーパーマーケットである「Woolworths」と「Coles」。私は食材ショッピングの際は、大抵両方とも立ち寄る。これまで何度もオージー夫に「どっちか一つだけ、行けばいいじゃないかっ」と散々言われてきましたが、やっぱり品揃えや価格が微妙に違うから2つとも行く「必要」がある。この辺りは地球上の男性にそう話しても、1割ぐらいの方にしか分かってもらえないだろうから、この辺で止めておこう。

 

 この2大スーパーマーケットは、毎月無料のレシピ本を店頭で配布している。これが本屋で購入する料理本に引けを取らないほど良くできていて、これを手にするために両方のスーパーを訪れるのも一つの理由。

Woolworthsのレシピ本5月号

 Woolworthsレシピ本の今月号は、私の好物のアボカドが特集として組まれていた。中でも目を引いたのは「アボカド・チョコチップ・アイスクリーム」。まじまじとレシピを見ていると、後ろからオージー夫が「アボカドのアイスクリーム?作るの?ちょっと違うと思うから辞めといたら?」と言う。そーいうこと言われると余計に作って食べてみたくなるので、さっそく材料買い出しに。

材料はこれだけ。コンデンスミルク、ハス・アボカド2つ、チョコチップ、Thickened Cream、ピスタチオ、以上。

材料:

ハス・アボカドx2個

コンデンスミルク缶(395g)x1

Tickened Cream(生クリームのようなもの。ホイップしておく)300ml分

ダークチョコレートチップ x 1/2カップ

ピスタチオ(荒めに刻んだもの)x 1/4カップ

 

と、材料はそんなに多くないです。

1. クリームを泡立てる

2. アボカドをミキサーにかける

3. マッシュしたアボカドにコンデンスミルクを入れて、スムーズになるまで練り練り。

4. アボカドとコンデンスミルクが程よくブレンドされたらホイップとチョコチップと混ぜる

 ここで種を少し味見したら、うーんやはりアボカドの味がする~(当たり前だろっ)。甘党の主人を唸らせるためには、スイーツ感を出さねば。ということで、ここでレシピ無視してチョコレートを2倍の量にすることを決めた!(レシピの逸脱は私の得意技で~す)。

番外編:レシピ逸脱してチョコチップ増強。

5.冷凍庫で予め冷やしておいた型に入れて、ピスタチオを上から散らす。

 ピスタチオの皮はピンク色なので、アボカドの緑に映えてキレイ!ちなみにこのピスタチオはさっき文句言っていたオージー夫に頑張って殻をむいていただきました。レシピによると4時間冷凍庫で寝かさないといけないので、我々も寝るとしますか。

6.翌朝に目覚めると出来上がり!

 で、その味なのですが、うーん、ちょっと目が泳いじゃいました。やっぱりアボカドの味が強い!青臭さというか、アボカドの味が最初に強烈に感じられて、その後にコンデンスミルクの甘さが追いかけてくる、という感じでした。チョコチップ増強戦法は大正解。これで少し甘味が増して、スイーツ感が出ました。オージー夫の表情もやや微妙。「マズくはないけど、やっぱりアボカドの味が強いな」との評価でした。

 でも添加物もなく、自然な美味しさってこういうものかなとも思います。そう、「野菜のアイスクリーム」と自らに言い聞かせたら、少しずつ美味しく感じられるようになりました笑。自然志向の方、アボカド好きの方、よろしければお試し下さいませ。

”野菜”のデザートアボカド・アイスクリーム

 このレシピ本ですが、かつて毎月号x2種類(WoolworthsとColes)をキープしていたら、キッチンが図書館状態になり、さすがにオージー夫から「そろそろ減らせません?」と苦情が出た。好きなレシピのページだけカットしたりしましたが、なんだ、電子版で閲覧も可能だったのね。英語ですが、以下にレシピ本のリンクを付けておきます。日本の皆さんもぜひ見てみて下さいな。

www.woolworths.com.au

www.coles.com.au

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